虹色の言の葉


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【主虹の紫】
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 紫。

 君は紫。



 夢見がち。

 自分の世界に閉じこもりがち。



 心は深く傷ついているのに、



 それを、隠して笑いながら、



 時々、

 まるで縋る様に、誰かを探す。





 それでも――――――、



 薄い紫、

 濃い紫、



 弱った自分を必死で隠して、

 寂しがる自分を偽って、



 凛と微笑む君に、

 耳元でこっそり教えてあげたい。





 "人を寄せずに孤高に立つ"



 強いイメージばかりが先行するけれど、

 紫には、癒しの意味もあるんだよ。



 情熱と静寂が混ざり合う、

 紫色の君ならきっと、



 今いる世界から、



 休めていた翼を広げ、

 これから出会う新しい恋に、



 笑顔で飛び立てるはずなんだ――――――・・・。











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