小説：SCENE

Phases：「Forever」より
水蓮×由菜

　「・・・あの、すい君」

　「ん？　なに？　由菜」

　「なんていうか、その・・・、ちょっと、心細いっていうか・・・」

　「クス。――――――大丈夫。凄く似合ってるよ、その"エプロン"」

　「・・・」

　「あ、由菜、ほら、チョコ、溶けてきたよ」

　「あ」

　「ほら、ゆっくり、こねるようにして」

　「・・・ぁ、すいく、・・・ダメ、だよ」

　「ピンクのフリフリがすっごく可愛い。衝動買いだったけど、当たりだったね」

　「待って、すい君、チョコ、混ぜられなくなっちゃ、からッ、」

　「後ろからだと、エプロンのリボンしか見えないよ、由菜。あとは全部、由菜の肌―――――。テンションあがるね。――――――ちゅ、ちゅ」

　「すい君、・・・ゃ、・・・ぁッ」

　「ん？　どうしたの？　由菜」

　「お願い、すい君、恥ずか、しいから、やっぱり」

　「何が恥ずかしいの？　僕に乳首（ここ）を触られてるのが？　それとも、背中（ここ）を舐められてるのが？」

　「・・・ゥ、ぁあ、・・・ゃ、やだ、ソレ、しないで、すいく、・・・ぁ」

　「溶けてきたね、すっごくトロトロ・・・」

　「ん、・・・ふ、・・・すい、く」

　「由菜が溶かしてるそのチョコと、どっちが甘いかな――――――？」

　「あ、・・・あぁ、――――――や、」

　「凄いね、キッチンでこんな格好して、――――――ねぇ、由菜は誰にでもそんな顔、見せちゃうの？」

　「違、・・・すい君だけ、・・・すい君にだけ、だから」

　「ふふ、可愛い、由菜。――――――ね、このまま後ろから挿入いれていい？」

　「あ、ぁ・・・ぁ」

　「いいよね？」

　「・・・ぅん、きて、すい君、すいく、・・・――――――あぁッ」

　「・・・熱い・・・。気持ち良さそうだね。裸でエプロンなんて、いくら何でも酷いお仕置かなと思ったけど、由菜にはあまり意味無かったね」

　「すい、く」

　「次に僕以外の男にチョコあげたら、今度は尻尾だけがぽわぽわの、可愛い裸ウサギにしてあげる。――――――意味、わかるよね？」

　「――――・・・ぅ、ぅん・・・、ぁあ、あ、あ、あ、あ」

　「・・・――――――く、・・・ッ、」

　「あ、・・・ぁ、・・・ゃぁ――――――ッ」

　「――――――・・・凄く、乱れてイっちゃったね、由菜。でも、可愛かったから、これでお義父さんにチョコあげた分は、許してあげる」

　「すい、く」

　「次は、木蓮にあげた分ね」

　「だって、もっ君は、」

　「・・・僕とセックスしてるのに、他の男の名前を呼ぶんだ？」

　「あ」

　「ふうん？」

　「違うの、そうじゃ、なくて」

　「やっぱり、これくらいじゃ全然物足りないんだね、由菜は」

　「すい君、待って、チョコが」

　「それじゃあ、次は何をしてもらおうかな・・・」

　「すいくぅぅぅん」

　イチ香（カ）より一言：結局は、由菜にイロイロしたいだけの水蓮デス。

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