「お・・・お誕生日おめでとう、すい君・・・」 「・・・由菜?」 「あの、これ、プレゼント」 「・・・なに?」 「開けて見て?」 「――――――卓上カレンダー? 可愛いね。デスクに飾るよ。――――――で?」 「・・・あの」 「どういう事かな?」 「えっと・・・」 「由菜が、僕の為に"してくれる"って言うから、今日のこの日まで、ずっと楽しみに待ってたんだよね」 「うん」 「僕の誕生日には、ウサギ由菜でご奉仕してくれる筈でしょ?」 「あ、・・・あれは、ホワイトデーにパパからお菓子貰ったペナルティだって、・・・言うから・・・」 「うん。でも由菜は頷いたよね?」 「・・・」 「僕の為に頑張るって、頷いたよね?」 「・・・」 「だから僕も、二日連休が取れるように、相当頑張ったんだけど、仕事」 「・・・うん」 「――――――準備した"ウサギの耳"は?」 「・・・」 「"ウサギの尻尾"は?」 「・・・」 「裸の可愛い由菜ウサギを、どうやって食べてやろうかって、楽しみに待ってたんだけど、・・・その服を脱がせたらいいの?」 「・・・・・・ダメ・・・、身体、冷えちゃうよ・・・」 「そう思って、一応暖房で室温調整してあるよ」 「すい君・・・」 「それに、寒いなんて感じる隙がないくらい、直ぐに熱くしてあげる」 「・・・」 「ゆーいな?」 「・・・」 「そんな赤い顔して」 「あの、」 「もしかして、準備から僕にして欲しいの?」 「すいく、」 「ふふ、いいよ。おいで由菜。僕が可愛いウサギにしてあげる。尻尾はどこ?」 「待って、――――――ぁ、すいく」 「尻尾のプラグ、そんなに太くなかったよね?」 「あ、ぁ、や、・・・ッぁ」 「・・・由菜のここ、僕の声だけでこんな風になるんだ。それとも、準備しながらガマン出来なくなったから、途中で僕の 「ちが、や、ぁ、待って」 「動いちゃダーメ。羽交い絞め! ――――――可愛い、由菜。浅いところだけでこんなにドロドロ。・・・ん、これなら、"由菜の"でローション代わりにはなるかな」 「だめ、すい君」 「――――――由菜、今日はやけに僕を煽るね。・・・ね、ウサギの前に、このまま 「あ、・・・ぁふ、や、まって」 「後ろから抱っこしていっぱい突いてあげる」 「ダメ、ぁ、ダメ」 「由菜」 「放して、すい君」 「可愛い。由菜、足、あげて」 「すいく」 「クス、ほら、ゆ〜いな?」 「すい君!」 「はいるよ?」 「――――――ダメ! ああああ、赤ちゃんビックリしちゃうから!」 「・・・」 「・・・」 「・・・え?」 「・・・・・・あの」 「・・・由菜?」 「――――――あのね、すい君」 「・・・」 「これ見て?」 「・・・カレンダー?」 「11月」 「・・・・・・この丸印・・・」 「その日にね、生まれてくるんだって」 「・・・」 「あたしとすい君の赤ちゃん」 「・・・え?」 「・・・・・・あの・・・」 「・・・由菜」 「・・・すい君?」 「・・・」 「すいく、」 「ふ、」 「――――――え?」 「服着て! なんで脱いでんの!?」 「え・・・?」 「早く着て!」 「は、はい!」 「あ、――――――僕さっき指いれちゃったけど、まずかったかな?」 「え?」 「大丈夫? 痛みは? 苦しい?」 「あの」 「病院? えっと、どこに連れて行けば」 「すいく、」 「そうだ、検索して」 「待って、すい君!!」 「・・・、――――――由菜?」 「あのね、あれくらいなら平気。激しくしなければ、エッチもしていいんだって」 「・・・」 「ふふ」 「・・・由菜?」 「初めて見た。あんなすい君」 「・・・」 「初めて見た、こんなすい君」 「・・・由菜」 「それは、嬉し涙だよね?」 「――――――うん。・・・由菜のは?」 「あたしのは、溢れちゃった幸せだよ」 「ゆい、な・・・」 「お誕生日、おめでとう、 ――――――パパ!」 イチ香(カ)より一言:うん。本当におめでとう(≧▽≦)、お二人さん。 |